そういえばこれはさくら
だったんだ
そんな風に
春になるたびに思い出されるさくらの木は
どんな気持ちでたっているんだろう
少しの間だけチヤホヤされて
花が散ったら
また忘れられてしまう
でもひょっとしたら
一年に一度だけ思い出して貰えるだけマシなのかもしれない
東北のさくらは
入学式のシーズンには咲かない
どんな人達のココロに刻まれて来ているのだろう
その心を癒してくれる
美しい姿は
どんな記憶として日本の歴史に
花を添えているのだろう
東松島での活動やボランティアも
似たようなことが言えるのだろうかって思う
お手伝いをしに来てくれる人たちの中ではその日のことを考える
現地の人たちは毎日が日常でその日その日
それから先もずっとその場にいる
そんな人達の心の中には
どんな記憶と景色が生まれているのだろう
もう少し気持ちに寄り添ってみてほしい
現地の人たちの心の声を聞いてみてほしい
そんなことをして
人の心にぽっと花を咲かせていこう